NZ英語を使いこなす!特有の発音、頻出単語と使えるフレーズ集

こんにちは、現在ニュージーランド在住のAkaneです。

 

このブログの読者の方々の中には英語学習中の方が多いと思いますが、リスニングやスピーキングを勉強する際、自分がどの国で使われている英語を基準として学習しているのか、意識している人は少ないのではないでしょうか?

 

英語はざっくりと分けてアメリカ英語とイギリス英語に分けられ、日本の英語教育はたいていアメリカ英語がベースになっているのはご承知の通りです。

ではニュージーランドは?というと、お隣のオーストラリアと同じくイギリス寄りの英語が使われています。

ただし純粋なイギリス英語ではなく、ニュージーランド特有の語彙やアクセントが存在します。

 

私は日本での英語独学の後、ロンドンの語学学校でイギリス英語を学びました。その後オーストラリアとカナダでも長期間を過ごし、様々な国や地域で話される英語を耳にしてきました。しかし、その中でもニュージーランド人の話す英語は初心者にはなかなか厄介だと感じています。

今回はそんなニュージーランド英語の特徴と、現地で良く使われている単語をいくつかご紹介させていただこうと思います!

 

ニュージーランド英語の特徴

ニュージーランド英語は「Kiwi English」と呼ばれ、ここ150年で発達・確立した、英語傍系言語の中で最も新しい母語としての英語のうちの一つと言われています。

 

歴史的な背景

ニュージーランドは国の歴史としては100年と少ししかなく、とても若い国です。

イギリスからやってきた白人に始まり、周辺のポリネシアの人々、アジア諸国など、先住民族マオリと世界中の地域からやってきた人々が、国の歴史と文化を築き上げてきた背景があります。

 

地方によっての違い

「南のスコットランド」と呼ばれる南島の南部(オタゴ、サウスランド地方)ではスコットランドからの移民が多いことから、人々はスコティッシュ特有の訛りの強い英語を話します。

反面、移民が最も密集するオークランドでは、世界中に存在する英語のアクセントやイントネーションが全て耳に入ってくると言っても過言では無いほど、多様化しています。

 

これに伴い、一般的に使われる英語も独自に発達していて、ニュージーランド独特のイントネーションや語彙が沢山存在します。

お隣のオーストラリア英語は「イギリス英語とアメリカ英語を足して2で割ったような感じ」とよく言われています。これはあながち間違っていないと思うのですが、ここニュージーランドに関してはもう少し複雑です!

 

ニュージーランド特有の発音

まず厄介なのが発音。一定の音を標準の音とは違う音で発音します。例えば、

 

/e/ が /i/ に

Ten :テン → ティン
Pen:ペン → ピン

 

/i/ が /ə/ に

Fish:フィッシュ → フッシュ
Chips:チップス → チュップス

 

/æ/ が /e/に

Cat:キャット → ケット
Hand:ハンド → ヘンド

 

/ei/ が /ai/に

Today:トゥデェイ → トゥダイ
Mate:メイト → マイト

 

これだけでややこしいと思いますよね?(笑)セキュリティ番号を指すピン・ナンバー(Pin number)がペン・ナンバー(Pen number)と聞こえ、10セントのテン・センツ(Ten cents) がティン・センツ(Tin cents)と聞こえるんです。

これらの規則はずれな音は日常的に使う単語にも良く当てはまるので、この事実を知らないと、会話の途中から会話が成り立たなくなったなど多大な混乱をもたらします。

 

メイト ‘Mate’ は特に男性同士でお互いを呼び合う際に使われる、オーストラリアでもおなじみの単語ですが、こちらはメイトじゃなくてマイトと発音されます。

なんというか、より泥臭い感じに聞こえるんですね(笑)

 

マオリ語の発音

ニュージーランドで良く耳にするマオリの言葉は母音のみ、もしくは母音と子音で成り立っているので、日本人からすれば初めて見る単語でも発音するのは簡単です。

たとえば「ニュージーランド」のマオリ語は ‘Aotearoa’アオテアロア、「こんにちは」は‘Kia Ora’キアオラ、もしくはキオラ と言います。

 

少し例外として ‘Wh’ は 「」 と発音し、続く母音によって「フィ」(Whi)だったり「ファ」(Wha)になったりします。

ニュージーランドにはこの ‘Wh’ で始まる地名が多いです。 ‘Whitianga’フィティアンガ‘Whangarei’ファンガレイ、など。

この発音を頭に入れておくと、道を聞くときなどに困らず便利です!

 

ニュージーランドの独特な語彙

語彙はオーストラリアとよく似ていますが、ニュージーランド特有のものもたくさん存在します。

これが上記にあげた発音と相乗効果になり、ニュージーランド英語をよりユニークなものにしています。

私は現地カフェで若いニュージーランド人たちと一緒に働き、様々な年代層のお客さんを相手に仕事をしていますが、そこで本当に良く聞く、ネイティブが使うものを一部ご紹介します!

 

 

挨拶

Cheers, Ta (チアーズ、タ)= Thanks

イギリス英語の定番。‘Ta’ は急いでいる時に使用される率高し。

 

Chur(チャー)= Hi, Thanks, Cool, I Agree…

主に若い人達の間で使われていて、ニュージーランドスラング代表の一種。かなりストリート系の響きがあるので間違っても目上の人に使ってはいけません(笑)

「ありがとう」の意味だけでなく誰かを呼ぶ時に使ったり、同意を表す時に使ったり、センテンスの語尾に付けたりします。

本当に色々な使い方がされているので一定の定義ができませんが、若者、特に建設工事現場系の兄ちゃんやパシフィックの子たちの会話を聞いていると、とりあえずChurが沢山出てくるはず。

 

フレーズ

How are we?(ハウ・アー・ウィ?) = How are you?

私がニュージーランドで一番「?」となったこのフレーズ。

‘How are you?’と同じ意味なのですが、どうして‘we’なのか?当のニュージーランド人に聞いても、なんでだろう?と言っていました(笑)

私が想像するに、今日の「私達」はどう?という、一方通行な’How are you?’よりも自分を含めたその場にいる人たち全員に向けた、もっと親しみがこめられた言い方なのかなと思います。

ニュージーランド在住のブロガーYokoさんが発信中の「日刊英語ライフ」の記事でも、このフレーズの考察がなされています。

 

Heaps of~(ヒープス・オブ〜) = A lot of〜

オーストラリアでも日常的に使われているフレーズ。

‘Thanks heaps’ ‘I’ve got heaps of them!’ というふうに、「めっちゃ多い・多くの」という意味で非常に良く使われます。

 

Sweet / Mean(スウィート / ミーン)= イイネ, Cool

‘Cool’, ‘Great’など「すごい」「いいじゃん」「素敵!」に該当する意味の形容詞は無数にありますが、主に若い人達の間の会話でこの2つが頻出します。

後者は従来の単語の意味と正反対ですが、このように意味を逆転させて使うのが若者の間ではスタンダードのようです。

他の例として‘Sick’ がありますが、これはニュージーランドではあまり使われていないと思います。

 

Sweet as(スウィート・アズ) = Great

‘Sweet’ は上記で上げた‘Mean’だったり、‘Cool’ 、もしくは‘Easy’など、強調したい部分を色々な単語に置き換えて使われます。
‘How was your exam?’ ‘Easy as!’

 

Yeah…nah(イエア…ナァー)

同意(Yeah)したけどちょっと待って、いややっぱり違う気がする(Nah)という、どっちつかずなニュージーランド人がよく使うフレーズ。
‘I’m thinking to turn her off’ ‘Yeah…nahhh’

 

Lovely(ラブリー)= Thanks, Great, Awesome

こちらもイギリス英語の代表格。‘Lovely, thanks’ ‘Cheers love!’ ‘That’s lovely’などなど、ポジティブな反応を示す時に何かとこの ‘lovely’ が加わります。

 

単語

Kiwi(キウィ) = ニュージーランド人、ニュージーランドの

キウィはニュージーランドに生息する飛べない鳥の名前ですが、ニュージーランド産のものや、ニュージーランド人そのものを総称する呼び名としても使われます。キウィ・イングリッシュという呼び名が付いた所以ですね。

 

Jandales(ジャンダル) = Sandals

主に十代の子どもや小さなお子さまが履く、草履のような安いビーチサンダルのことを指します。なんでも由来は ‘Japanese Sandals’ だそうな。何故…?

 

Kumara(クマラ)= Sweet potato

俗にいうサツマイモで、マオリ語が由来です。シンプルにカットしてオリーブオイルを振りかけ、オーブンでローストして食べるのがニュージーランド流。

 

Tramping(トランピング) = Hiking

雄大な自然を誇るニュージーランドには遊歩道が至る所に儲けられており、週末の晴れた日には皆がこぞって山登りに出かけます。

この単語は山道をルンルンしながら、まるでトランポリンで遊ぶように歩く、というイメージ。

 

省略語

長い単語はとにかく省略してしまうのがニュージーランド流です。代表的なもので、

 

Arvo(アーヴォ) = Afternoon
Flatty (フラッティ)= Flat White
Barbie(バービー) = BBQ
Bro(ブロ) = Brother

 

‘Bro’は主に男性の間でよく使われる呼び名。‘What’s up bro?’

 

まとめ

いかがでしたか?ニュージーランド英語と聞いてもあまりピンとこない方は多いと思いますが、なかなか癖の強い英語であることがお分かり頂けたのではないでしょうか。

由来であるイギリス英語と比べると、かなりフレンドリーで砕けている感じです。

イントネーションなどのバリエーションも多く、日本人が使いこなすのはなかなかに難しいですが、その反面慣れてくればローカルのニュージーランド人と早く打ち解けられると思います。

英語留学先としてニュージーランドをお考えの方は、これらの豆知識を踏まえてから渡航されると、一歩先に進んだ状態から学習を始められるのではないかと思います。

根っからのキウィになった気分で、これらの単語を状況に応じて使いこなしてみてください!

参考:ウィキペディア

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